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第43回 中世社会を物語る鷲宮神社と太田荘(おおたのしょう)

更新日:2016年3月23日

市内には鷲宮神社と名のつく神社が4社確認されています。一つは鷲宮1丁目の鷲宮神社で、このほかにも八甫に1社、下早見に2社所在します。鷲宮1丁目の鷲宮神社が本社で、残りの3社は分社です。分社とは、本社から神霊を分けて祀(まつ)った神社のことです。

市外に目を向けると、羽生市や加須市、白岡市、春日部市、さいたま市岩槻区などにも鷲宮神社の分社が数多く分布しています。しかし、菖蒲地区や栗橋地区には鷲宮神社は見られません。これは何を意味しているのでしょうか。

平安時代末期、久喜区域は太田荘・埼西郡(きさいぐん)・下河辺荘(しもこうべのしょう)に分かれていました。鷲宮神社の分布範囲は、平安時代末に成立した太田荘という荘園(しょうえん)の範囲にほぼ一致します。太田荘は、奈良時代の地方統治組織である埼玉郡太田郷(さきたまぐんおおたごう)を中心とする地域が荘園となったものです。鷲宮神社は、太田荘の開発領主である太田氏に関与する神社として発展し、太田荘の総鎮守といわれていました。分社の分布状況からも、その信仰圏が太田荘を中心としたものであることが分かります。

ちなみに、久喜地区内を流れる新川(にっかわ)用水を境に、久喜地区の西側と菖蒲地区は埼西郡に属し、その鎮守である久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)が多く分布しています。また、栗橋地区や鷲宮地区東部は武蔵国ではなく下総国(しもうさのくに)であったため、下総国一宮(いちのみや)である香取神社(かとりじんじゃ)の分布範囲となっています。菖蒲地区や栗橋地区などで鷲宮神社がみられないのは、このためです。

各地に所在する鷲宮神社の分布は中世社会を解明するヒントともいえるでしょう。神社を訪れたときはまた違った見方ができるのではないでしょうか。

写真 鷲宮神社
鷲宮神社

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