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第106回 人の心と共にある郷土料理 塩あんびん

更新日:2020年9月1日

問い合わせ先:文化財保護課文化財・歴史資料係

 9月に入り実りの秋を迎えるこの時期、新米を楽しみにされる方も多いのではないでしょうか。久喜市を含む埼玉県内の一部の地域の農家では、収穫を迎えたお祝いの行事をするとき、「塩あんびん」が食されていました。
 塩あんびんは小豆のあんを餅で包んだもので、主に埼玉県北部~東部で食べられてきました。特徴的な点は、あんに砂糖を使わず塩味を効かせていることです。あんに含まれる塩分は小豆やもち米の本来の甘みを引き立たせています。ちなみに、現在主流となっている甘いあんは江戸時代中期に生まれ、当初は大変貴重で、滅多に口にできなかったといわれています。
 塩あんびんは、平成29年に行われた食育セミナーのアンケート調査で、久喜市の郷土料理として最も投票数が多かったほど、地元の身近な食べ物として知られています。そんな塩あんびんですが、この地域では収穫祝い以外の場面でも口にされています。以前実施した聞き取り調査によると、例えば子どものお祝いの日として知られている桃の節句(ひなまつり)や端午(たんご)の節句、初誕生日(生まれた子どもが初めての誕生日を迎えた時)などの日に、手作りの塩あんびんを親族に送ったということがわかりました。また、初誕生日までに歩き始める子どもがいると、塩あんびんを10個ほど背負わせた家庭もあったこともわかりました。
 このように、塩あんびんは農家での収穫祝いや、子どもを見守る家族の輪の中などで食べられてきました。久喜市の郷土料理として馴染みのある塩あんびんを、ぜひこの機会に食べてみてはいかがですか。


高柳地区の家庭で作られた塩あんびん(『栗橋町史 民俗1』より)

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