第6回 除堀の獅子舞(よけぼりのししまい)
更新日:2018年7月17日
除堀の獅子舞は、3頭の獅子が笛の音色にあわせて、お腹に付けた太鼓を鳴らしながら舞います。一般的に「ささら」と呼ばれ、毎年4月19日に近い日曜日(平成24年は4月22日(日曜))に行われます。平成20年までは、毎年4月19日に行われ、花宿(はなやど)(当番の家)で式典を行い、村回りをしていましたが、久伊豆(ひさいず)神社の社務所の改築に伴い、平成21年からは神社で式典を行い、村回りをするようになりました。
舞を行うのは、穀物が豊かに実り、流行病(はやりやまい)が退散し、災いを消し去ることなどを願うためです。当日は、久伊豆神社を出発し、稲荷(いなり)神社・七社大権現(しちしゃだいごんげん)・不動寺(ふどうじ)・諏訪(すわ)神社・久伊豆神社の順で舞を行いながら村を回ります。獅子は朋冠(ほうかん)・大獅子(おおじし)・雌獅子(めじし)の3頭で、そのほか笛方(ふえかた)・天狗(てんぐ)・道化(どうけ)等の役割があります。この獅子舞には、笹がかり・梯子(はしご)がかり・花がかり・綱がかりの4種類の舞があります。
除堀の獅子舞の起源は、約400年前に村の西の方にある池に雌獅子が1頭浮かびあがり、村人が救いあげて医王院(いおういん)に安置し、その年の雨乞い祈願に獅子頭をかぶり、太鼓と笛の音に乗って舞ったのが始まりと伝えられています。
現在、市内には除堀のほかにも八甫・西大輪・中妻・古久喜・吉羽などで獅子舞が伝承されており、貴重な伝統芸能となっています。
除堀の獅子舞
除堀の獅子舞当日の予定
- 久伊豆神社出発(10時頃)→村回り→久伊豆神社到着(15時頃)
市内の獅子舞の予定
- 八甫の獅子舞 7月24日に近い日曜日
- 西大輪の獅子舞 7月25日に近い日曜日
- 中妻の獅子舞 7月25日・10月19日に近い日曜日
- 古久喜の獅子舞 7月25日・吉羽天神社(てんじんしゃ)の獅子舞 7月25日に近い日曜日
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