キウイフルーツかいよう病に気をつけましょう
全国のキウイフルーツ産地で、強い病原性をもつ「キウイフルーツかいよう病」が発生しています。
キウイフルーツかいよう病とは、樹が枯れてしまうこともある非常に被害の大きな病害で、広がる速度も速く、防除が難しい病気です。
今までも発生していましたが、近年、海外から侵入したと思われる新たな系統の病種が発生しています。(Psa3系統)
未発生農園への病原の侵入対策が防除には重要です。日頃からの衛生管理に気をつけ、発生を防ぎましょう。
なお、この病気は、人などへの影響はなく、感染した果実を食べても問題ありません。
大切な農園を守るために
早期発見が重要です
季節ごとの主な症状
- 春 枝幹からの樹液の流出、葉の斑点、新梢や枝の枯死など
- 夏 新梢や枝の枯死
- 秋 葉の斑点、枝の枯死
- 冬 枝幹からの樹液の流出
発病前からの予防も重要です
農園の衛生管理
- 園地に出入りするときは、泥を落とした靴底と手を消毒する。
- ハサミやのこぎりは、園地ごとに用意し、樹ごとに消毒する。
- 園地外に出るときは、収穫かごや体についた植物の残さを除去する。
- 発生園で作業したときは、そのままの服装で他の園には行かない。
- 園地に看板を設置し、関係者以外の立ち入りを禁止する。
清浄な苗木等の使用
症状の無い清浄な苗木や穂木、花粉等を使用し、購入日や購入先、量を必ず記帳しましょう。
薬剤防除
キウイフルーツかいよう病の病原菌は、低温を好む病原菌です。このため、秋から春にかけての防除が重要です。
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環境経済部 農業振興課 農業振興係
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