市長のくき☆ぶら訪問「株式会社徳力本店久喜工場」(令和7年3月17日(月曜))
梅田市長が株式会社徳力本店久喜工場を訪問しました。
会社の概要を教えていただけますか

当社は江戸時代に金銀の改鋳業として創業し、昭和9年の株式会社徳力本店設立、貴金属工業用品の製造強化、昭和54年の久喜工場新設、その後、同工場の生産設備拡充などを経て、事業領域を拡大しながら、現在に至ります。
当社が取り扱う製品は、工業用貴金属製品、貴金属地金、貴金属宝飾品、歯科用材料などです。現代生活から先端技術まで新たな可能性を拓く貴金属の総合メーカーとして、江戸時代から脈々と続く確かな技術基盤と貴金属を熟知するノウハウをもとに、時々刻々と変化する顧客のニーズに応え、いつの時代においても人々の暮らしを豊かにする時代の潮流に沿った製品を製造しています。
御社の歴史について教えていただけますか

創業は江戸中期の1727年にまで遡ります。関東大震災、東京大空襲により、社屋はもとより貴重な資料まで消失し、現存するものはほとんどありませんが、歴史にまつわるものとして、落語の演目「五貫裁き(ごかんさばき)」があります。
当社の前身にあたる徳力屋は、日本の伝統芸能である落語に登場するほど、江戸市中に名が知れ渡っていたのかもしれません。
徳力屋の屋号が公的な資料に初めて登場するのは、徳川吉宗の治世である享保12年です。当時編纂された「諸問屋復興調(しょとんやふっこうしらべ)」という書物に「下金買屑金吹組合(したがねかいくずきんふきくみあい)」の設立が許可された旨と、組合頭として徳力屋一門である「徳力屋藤七」の名が記されています。
組合の名称から既に金銀の品位分析や溶解技術などを身につけ、地金商も兼ねていたことが窺え、創業は組合設立より以前と想像されますが、当社はこの年を創業の年として、300年近くの歴史を重ねたことになります。
品質へのこだわりについて教えていただけますか

当社の貴金属地金は、国際的にも通用する「グッド・デリバリーバー」として公認されていることからも、その高い品質を物語っています。
国際ブランドとして公認される貴金属地金の品質には絶対の自信を持っています。
ふるさと納税返礼品の提供に至った経緯をお伺いします

当社は徳力本店ならではの匠の技を受け継ぐ優れた金工芸品の数々をお客様にお届けしてまいりました。
こうした中、半世紀近く製造拠点を構える地元久喜市に何等かの形で貢献できないかと考えた際、当社の製品を返礼品として提供することで地域のお役に立てるのではないかと思い、取り扱いを開始したところです。
最後に一言お願いします

近年、SDGsが浸透してきたことから、循環型社会に対する理解も進みましたが、当社は改鋳業から創業しましたので、製造に関わる全ての貴金属材料が再利用可能であることを熟知しており、廃棄する資材はないというのが身に染みておりますので、昔からSDGsを実践していたと言えるでしょう。
今後も貴金属は貴重な地球資源であることを十分に認識し、お客様のため、社会に貢献し、信頼出来る企業であり続けていきたいと思っております。
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