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市指定 八幡神社歌舞伎絵馬

更新日:2019年10月8日

問い合わせ先:文化財保護課文化財・歴史資料係

八幡神社歌舞伎絵馬(はちまんじんじゃかぶきえま)

種別

絵画

指定年月日

昭和53年3月29日

所在地

久喜市佐間577

所有者(管理者)

佐間地区

概要

 縦150センチメートル、横180センチメートルに達する大形の絵馬で、野郎歌舞伎風の踊りが杉板8枚に描かれています。左方の墨書から絵師は村上義勝で、正徳6年(1716)丙申三月に奉納されたことがわかります。
 歌舞伎の元祖は、慶長8年(1603)に北野天満宮で興行を行い、京都で評判となった出雲阿国といわれています。阿国が評判になると多くの模倣者が現れ、遊女が演じる女歌舞伎や前髪を剃り落としていない少年の役者が演じる若衆歌舞伎が行われていましたが、風紀を乱すとの理由から女歌舞伎は、寛永6年(1629)に禁止され、承応元年(1652)には若衆歌舞伎も禁止されました。その後、現代に連なる野郎歌舞伎となりました。絵馬が奉納された正徳6年頃には、野郎歌舞伎が盛んに行われていたようです。
 この絵馬はその当時のようすをよく表し、絵画としても巧みな鉄線描の輪郭に着色の工合も舞手の顔や姿をできるだけ変化させて描かれています。
 当時の風俗画として、また演劇の資料としても貴重なものです。

写真 八幡神社歌舞伎絵馬
八幡神社歌舞伎絵馬

『広報くき』連載「久喜歴史だより」

参考文献

  • 栗橋町文化財保護審議調査委員会編 1985年 『栗橋町の絵馬』栗橋町教育委員会

このページに関するお問い合わせ

教育部 文化財保護課
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電話:0480-58-1111 Eメール:bunka@city.kuki.lg.jp
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