更新日:2024年4月1日
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工芸品
昭和39年3月27日
久喜市鷲宮1丁目6番1号
鷲宮神社(久喜市立郷土資料館)
2面の御正体です。御正体は、鏡の正面に仏像などをあらわし、社寺に奉納、礼拝したもので、懸仏とも呼ばれています。
文安2年(1445)のものは直径23.7センチメートルで、「施主河口郷藤内五郎敬白 武州太田庄鷲大明神 文安二年乙丑五月四日」の銘を持ちます。河口郷は加須市川口とされています。長禄2年(1458)のものは直径22.8センチメートルで、「祈願武州太田庄鷲山所願成就故也 長禄二年戊寅八月吉日 菅垂水郷国吉敬白」の銘を持ちます。菅垂水郷は加須市樋遣川だといわれています。
いずれも鏡面は鋳放したままで磨かれていません。当初から鏡として活用せず、御正体として作られたものと考えられます。
銅製御正体
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