更新日:2024年4月1日
問い合わせ先:文化振興課文化財・歴史資料係
彫刻
平成10年2月20日
久喜市菖蒲町柴山枝郷1526-1
常観堂
この像は室町時代の作で、裸の形に造られた珍しい像です。
右腕を曲げ、左腕を垂下して弥陀の来迎印を結び、両足を揃えた形でやや膝を曲げて台座に座っています。螺髪は切り付けで髪際は一文字、頭部に肉髻珠、額に白毫珠を嵌入しています。
寄木造、彫眼で古色仕上げとなっていますが、像全身が厚いベンガラ状の塗料で塗り込まれており詳細は不明です。肉髻珠、白毫珠、光背、台座は江戸時代に補修したものです。
県内で確認されている裸形阿弥陀像は他に1例だけであり、全国的にも数の少ない貴重な作例です。
木造裸形阿弥陀如来立像
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