更新日:2024年4月1日
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彫刻
昭和53年11月17日
久喜市江面864
善徳寺
この像は木造の善光寺式三尊像で、光背も残されています。
中尊は玉眼で、両手指とも一部を欠いていますが、右手は施無畏印をなし、左手も垂れています。台座は2段で、上段は丁寧にしべを刻み、下段は反花です。
左脇侍は宝冠、正面に化仏が刻まれおり、右肩を露出し、左手の掌を上にて右手の掌を重ねています。
右脇侍は宝冠、正面に宝瓶ともみられるものを刻んでいます。その他の作りは左脇侍と同じです。
善光寺式三尊像は、鎌倉時代以後浄土教の発展とともにあらわれた復古的作例であり、埼玉県では鎌倉時代の銅造のものに優品が多いとされています。
善徳寺の木造阿弥陀如来立像 及 両脇侍像
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