このページの先頭ですサイトメニューここから
サイトメニューここまで

本文ここから

感震ブレーカーについて

更新日:2024年1月18日

感震ブレーカーについて

 阪神・淡路大震災や東日本大震災では、電気器具の転倒による火災や停電後の電気復旧時に火災が発生する通電火災が多発しました。
 震災時に電気が原因となる火災対策に有効であるとされるのが「感震ブレーカー」です。

感震ブレーカーとは?

 感震ブレーカーとは、地震の揺れをセンサーが感知し、あらかじめ設定しておいた震度以上の場合に「配線用ブレーカー又は漏電ブレーカー等」を遮断する器具をいいます。一般的なブレーカーは漏電には対応していますが、地震による火災対策には効力がありません。この機会に感電ブレーカーの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
 感震ブレーカーは、工事の必要なものから、工事不要なコンセント型の物などもあり、ご家庭の状況によって使い分けることが可能です。

感震ブレーカーの種類と特徴

 感震ブレーカーには様々なタイプのものがあり、機能もそれぞれ異なるため、状況によって設置するものを選ぶことができます。

分電盤タイプ

 分電盤に一定の震度を感知して電気を遮断する機能が付いたもので、基本的には全ての電気が遮断されます。取り付けには工事が必要です。揺れを感知してからブレーカーが落ちるまでに時間的猶予を持たせているものが多く、その時間を使って避難などを行うことができます。
 また、地震による停電が発生した際には、電気が復旧した時にブレーカーが遮断されます。電気器具が倒れていないか等の安全を確認してからブレーカーを戻すことにより、通電火災を防ぐことができます。

感震ブレーカー(分電盤タイプ)

コンセントタイプ

 コンセントに差し込むタイプと、既存のコンセントと取り換えて埋め込むタイプがあります。個別のコンセントの電気を遮断することができるため、電気ストーブや観賞魚用ヒーターなど熱を発する器具を接続する箇所が適しています。差し込むタイプは工事不要ですが、既存のコンセントと取り換える埋め込みタイプは工事が必要となります。

感震ブレーカ(コンセントタイプ)

簡易タイプ

 ブレーカーに直接取り付けるもので、工事の必要はありません。
 一定の震度により「おもり」の玉が落下することでブレーカーを遮断するおもり式や、地震の揺れを内部センサーが感知するとバンドが下降してブレーカーを遮断するバンド式などがあります。揺れを感知し作動すると即座に全ての電気が切れる仕組みになっています。

感電ブレーカー(簡易タイプ)

感震ブレーカーのタイプと特徴
感震ブレーカーのタイプ 揺れを感知してから切断までの時間的猶予 屋内配線への通電を遮断 コンセントへの通電を遮断 電源コードへの通電を遮断 各電気機器への通電を遮断

分電盤タイプ

コンセントタイプ ×

簡易タイプ

設置にあたっての注意について

  • 分電盤タイプなどのように、地震発生時に家庭内の全ての電気を遮断するものについては、医療機器などへの影響が考えられますので、設置にあたっては注意が必要です。
  • 夜間に地震が発生した場合に照明が消えることで、屋外への迅速かつ安全な避難の妨げになることも考えられますので、非常灯を準備しましょう。
  • 購入、設置にあたっては、お住まいの環境に適したものをお選びください。
  • 分電盤タイプなどの工事が必要なものについては、電気工事店にご相談ください。

感震ブレーカーの規格について

規格と認証マーク(JEWA 一般社団法人 日本配線システム工業会)

 感震ブレーカーでも【分電盤タイプ】については、『JEWA 一般社団法人 日本配線システム工業会』が自主規格を定めており、会員事業所は認証マーク付きの分電盤を販売しています。

※JEWAが定める規格について
 過電流警報機能付・感電機能付・避雷機能付を高機能住宅用分電盤とし、JWDS0007付1、0007付2、0007付3で規定しており、規格に適合する製品には右の認証マークが貼られています。感震機能はJWDS0007付2で規程されています。

※【コンセントタイプ】【簡易タイプ】に関しては現在規制はありませんが、【コンセントタイプ】は電気用品安全法に適合させる必要があります。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。JEWA一般社団法人日本配線システム工業会のホームページ(外部サイト)

消防防災製品等の推奨(一般財団法人日本消防設備安全センター)

 一般財団法人 日本消防設備安全センターでは、消防防災分野において有効に活用できると認められる製品等に「消防防災製品等推奨証」を交付しています。交付された製品等には右の『推奨マーク』が表示されています。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。日本消防設備安全センターのホームページ(外部サイト)

感震ブレーカー等の模擬実験

 平成26年11月9日(水曜日)に内閣府本府庁舎にて感震ブレーカー等の模擬実験が行われました。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。内閣府『防災情報のページ』(外部サイト)で実験の様子を動画で見ることができます。

このページに関するお問い合わせ

市長公室 危機管理課
〒346-8501 久喜市下早見85番地の3
電話:0480-22-1111 Eメール:kikikanri@city.kuki.lg.jp
メール送信フォームを利用する

本文ここまで


以下フッターです。
〒346-8501 埼玉県久喜市下早見85番地の3
電話:0480-22-1111(代表)
ファックス:0480-22-3319
開庁時間:8時30分から17時15分まで
閉庁日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始