久喜市立小林小学校

更新日:2024年4月11日

問い合わせ先:シティセールス課広報広聴係

市長と久喜市立小林小学校の児童の意見交換の様子

令和5年9月27日(水曜)に、市長室と久喜市立小林小学校とをオンラインでつなぎ、児童の代表4名と、市政に対する意見交換を実施しました。意見交換の様子は、すべての教室にライブ配信されました。

開催内容
日時 令和5年9月27日(水曜)12時40分~13時00分
質問者

久喜市立小林小学校 児童4名
岩崎 春磨(いわさき はるま)さん(6年生)※
深谷 実桜(ふかや みお)さん(6年生)
森田 裕生(もりた ゆうせい)さん(6年生)
渡邊 莉央(わたなべ りお)さん(6年生)

※「崎」は正式には「たつさき」、以下同じ

市長からのメッセージ

市長メッセージ

小林小学校のみなさん、こんにちは。久喜市長の梅田修一です。

先日、私は小林小学校の運動会に出席させていただきました。今年度、創立150周年を迎えるということで、地域の方々も多く参加されていましたね。小林小学校の伝統と地域との絆が感じられる、とても素晴らしい運動会でした。

また、小林小学校といえば、地域に伝わる「水ささら」の継承についても大変力を入れていると伺っております。6年生になると、授業の中で、篠笛や太鼓での演奏だけでなく、獅子舞の演舞なども学んでいるようですね。このように地域の伝統を絶やすことなく、継承していっていただけたらと思います。

児童からの質問と市長からの回答

※実施風景写真と名前は一致していない場合があります。

小林小学校での実施風景1
実施風景1

岩崎さん
税金は、できる限り幅広く、様々な分野にかけられるといいと思います。久喜市では、具体的に、どのような分野やどのくらいの範囲に税金をかけているのか知りたいです。また、現在の優先順位があれば教えてください。
市長
税金の使い方に関心があるのですね。
久喜市では、まちづくりのために、1年間で約520億円のお金を14の分野に分けて、使っています。520億円というと、1万円札を上に積み重ねると約520メートル、東京スカイツリーの高さ、634mにせまるほどの大きな金額になります。
使う金額が多いものは、子どもたちや障がいのある方、高齢の方などを支えるのに使うお金が約230億円で全体の40%位、道路や公園などをつくったり、直すのに使うお金が、約50億円で全体の約10%です。
ちなみに、皆さんが勉強に使っているタブレットや、学校給食など教育に使うお金は、約50億円で全体の約10%です。
次に優先順位についてですが、私は、久喜市を市民の皆さんが笑顔で幸せに暮らすことができ、多くの人でにぎわうまちにしようと、全ての仕事に、日々全力で取り組んでいます。
具体的には、岩崎さんが住む菖蒲地区では、新しいごみ処理施設をつくるのに併せて、みんなが遊べる公園や、温水プールなどの施設をつくります。
また、久喜市の農産物を販売したり、みんなが楽しめる場所として道の駅をつくっていくなど、色々な取り組みを通じて、久喜市をどこよりも暮らしやすく、元気で楽しいまちにしていきます。

小林小学校での実施風景2
実施風景2

深谷さん
4年の時に、福祉について学びました。様々な人々が生きている社会で、誰もが住みやすいまちづくりはとても大切だと思います。久喜市では、ユニバーサルデザインを意識したバリアフリーのまちづくりについて、具体的にどのように考えているのか知りたいです。私の住む町は、バリアフリーの充実した施設はまだ少ないような気がします。
市長
深谷さんが、福祉について学び、誰もが住みやすいまちづくりが大切だと思ってくれたことについて、とても立派なことで嬉しく感じています。
さて、バリアフリーのまちづくりについて、どのように考えているのかとの質問ですが、埼玉県では「福祉のまちづくり条例」を制定して、多くの人が利用する施設は、高齢の方や障がいのある方も含めて、誰もが利用しやすく作らなければならない、きまりがあります。
久喜市でも、新しい施設を作る時は、このきまりを守って、誰でも使いやすい施設を作る必要があります。
また、久喜市には、高齢の方や障がいのある方も利用する地域の集会所や、個人のお店などをバリアフリーにするための補助金があります。
このお金を使って、これまでたくさんの施設で、バリアをなくすための様々な工事が行われました。
新しく作る施設は、「福祉のまちづくり条例」のきまりで作り、すでにできている施設は市からの「補助金」などを使って工事することで、誰でも使いやすい施設を増やしていきたいと考えています。
深谷さんのように、皆さんが、障がいのある人もない人も、誰もが生活しやすい環境を考えてくれることが大切なことだと思います。みんなが安心して生活できる、豊かで住みよい街になるよう、私も全力を尽くしていきますね。

小林小学校での実施風景3
実施風景3

森田さん
小林地区には近くに駅がなく、電車に乗るためには少し距離があります。市内は循環バスが走っていますが、駅が近くにできたら僕たちにとってはとても便利になると思います。ニューシャトルが延びるという話を聞いたことがありますが、久喜市には実際に予定はあるのでしょうか。
市長
ご質問いただいたニューシャトルの延伸については、残念ながら、現在計画されていません。
その代わりに、私は別の鉄道を延伸できるような活動をしています。
森田さんは、埼玉スタジアムの近くを走っている埼玉高速鉄道を知ってるかな。今は埼玉スタジアムのそばの、浦和美園駅まで開通しているのですが、その鉄道を蓮田まで延ばす構想があり、さらに久喜市より北にも延伸できるよう、久喜市を含む近隣市、町が同盟を結成して活動しています。これが実現すれば、その途中の菖蒲に、新駅建設という展望が描けるかもしれません。
森田さんのような若い方々が、新駅建設など地域の発展に向けた提案や要望を積極的に提出されることが、菖蒲の、そして小林地区の地域の未来像を描く上で大変貴重であると、私は考えています。
今後も、小林地区がもっと良くなるためのご提案やご意見をお寄せくださいね。

小林小学校での実施風景4
実施風景4

渡邊さん
久喜市の市民プールがなくなってしまいました。とても残念です。市民プールのような公共の施設がどのような流れで建てられたり、またはなくなってしまったりするのかが気になります。新しい市民プールができることがあるのかも教えてください。
市長
渡邊さんは泳ぐことが好きなんですか。
渡邊さん
浮き輪を使って泳ぐことが好きです。
市長
そうですか。その市民プールの質問ですが、なくすことに決めた大きな理由は、施設がとても古くなっていて、たくさんのお金を使って機械などを修理しないと続けられなくなってしまったためです。また、近年は市民プールを利用する人が大きく減っていたことも、理由の1つです。
一方で、市民のみなさんからは、新たなスポーツ施設を望む声も多く上がっていたことから、市民プールの場所には、東京2020オリンピックを機に人気が高まっている、スケートボードや3x3(スリー・エックス・スリー)バスケットボールの施設などをつくることにしました。
このように公共施設は、「どのくらい古くなってきたか」、「どのくらいお金がかかるか」、「どのくらい市民の皆さんに必要なものか」など、様々なことを考えて、なくしたり、新しくつくったりしていきます。
先ほどの岩崎さんの質問でも言いましたが、市では、渡邊さんが住んでいる菖蒲地区に、新しい温水プールの整備を計画しています。このプールは、同じく菖蒲地区に建設を進めている新しいごみ処理施設の隣に整備し、ごみを燃やして出た熱を利用した施設となります。温水プールなので、夏だけでなく、1年中楽しむことができます。
令和9年4月の完成を予定していますので、施設が完成したときには、是非、遊びに来てくださいね。

このページに関するお問い合わせ

市長公室 シティセールス課
〒346-0022 久喜市下早見85番地の1
電話:0480-22-1111
Eメール:city-sales@city.kuki.lg.jp

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