更新日:2024年4月1日
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考古資料
昭和48年3月16日
久喜市除堀471
旧医王院
板石塔婆とは、仏を種子(仏を象徴する梵字)や画像などで現した石製で板状の供養塔婆です。上部が三角形になっており、その下に2条の線が入ります。鎌倉・室町時代に立てられ、板碑とも呼ばれます。
建治板石塔婆は、旧医王院内の薬師堂裏の住職の墓地の中から発見されました。
種子は「アーンク」(胎蔵界大日如来)でその下に「建治参季丁丑忌辰 八月八日」とあり、右に「今此三界 皆是我有」、左に「其中衆生 悉此吾子」の銘があります。健治3年は西暦1277年です。
上部及び下部が欠損していますが、完全であれば2m以上のものであることが推定され、久喜市の板石塔婆では最大のものです。
建治板石塔婆
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