更新日:2024年4月1日
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彫刻
昭和38年8月10日
久喜市上内1280
寿徳寺
この像は寿徳寺の客仏として、薬師堂に安置された高さ52.6センチメートルの像です。
一木造り、彫眼、漆箔仕上げのこの像は、右手に施無畏印を結び、左手に薬壺をもつ一般的な薬師像です。製作時期は、13世紀の末頃から14世紀前半頃と考えらます。地方仏師の手によるいかにも鎌倉時代の東国彫刻らしい質実な趣を示しています。
寿徳寺は、新義真言宗、京都醍醐寺の末寺で上内山と号し、かつては七堂伽藍を備えた大きな寺院であったと伝えられています。この像は寿徳寺の本尊ではなく、伝来は明らかではありませんが、あるいは往時寺運が盛んな頃の寿徳寺の旧仏ではないかとも推測されています。
木造薬師如来坐像
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