更新日:2024年4月1日
カラスによる被害について、市に寄せられる相談が増えています。繁殖期にはカラスの威嚇行動が見られるほか、年間を通じて問題となるのは、カラスによるゴミの散乱や糞による被害です。
カラスの個体数が増えている原因としては、人間が生活する環境のなかから、比較的容易にエサをとることが出来るようになったことにより、エサをとる技術が未熟な幼鳥や、体力の衰えた老鳥が自然に死亡していく数が減少している、ということが考えられます。
このため、カラスの個体数を自然な数にしていくためには、本来自然界にはないエサを人間の生活環境から出さない取り組みを、継続して行っていく必要があります。
自宅や公園などでハトや野良猫などにエサを与えると、このエサをカラスも食べることになり、食糧事情の好転で個体数の増加につながったり、人を警戒しなくなったりする原因となります。
人を警戒しなくなると、人が持っている食べ物を狙って近づいてくる、あるいは食べ物を奪う(襲う)ということもでてきます。
楽しみや手なずけるために野生動物にエサを与えることが、結果的に生物間のバランスを崩すことにもつながってしまいますので、エサを与えないようにしてください。
ペットを屋外で飼っている場合、そのペットの食べ残しをカラスが食べるというケースもありますので、ペットの食事が終わったら、食べ残しは速やかに片付けましょう。
カラスは、自然界に食べ物が少なくなる冬季に多く餓死するといわれています。しかし、未収穫のまま農作物等を放置することがカラスに対しての無自覚な餌付けとなり、個体数を減らすことができなくなります。
カラスの個体数や被害を減少させるため、畑に放置された規格外の農作物については、土中に埋める、木に残っている果実等は可能な限り残さず処理する、といった取組みについて、市民の皆様のご協力をお願いします。
カラスによる被害の原因は餌となる生ゴミが増え、カラスの数が多くなったことが考えられます。根本的なカラス対策としては、長期的なゴミ対策が最も効果的であり、現実的な対策とされています。ゴミを出す時は次のことを心がけましょう。
※ ごみの出し方について(外部サイト)(久喜宮代衛生組合)
市街地に集まるカラスの群れ
カラスの糞による歩道の汚れ
カラスは春先から6月頃に繁殖期を迎えます。この時期は卵やヒナを守るため神経が過敏になっており、巣の近くに人を寄せ付けないようにするため威嚇をしてきます。威嚇をしても遠ざからないときは、後方から低空で飛んできて頭をかすめたり、脚で後頭部を蹴るなどの攻撃をしてくることがあります。カラスは攻撃する前に威嚇してくるため、それに気づくことが大切です。
威嚇がないか少ない場合は、自衛をして子育て期間をしのぐ方がよいと考えられますが、威嚇行動があまりにひどいときは巣の撤去も被害を防ぐ一つの方法です。
下記担当課(電話:0480-22-1111)までご連絡ください。電話番号は共通です。
停電を引き起こすことがありますので、発見した場合は東京電力パワーグリッド(電話:0120-995-007)にご連絡ください。
(1)カラス対策マニュアル(外部サイト)【環境省自然環境局】
(2)鳥害防止マニュアル(黒いテグスの設置方法)(外部サイト)【埼玉県農業技術開発センター】
環境経済部 環境課
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電話:0480-85-1111
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