更新日:2022年7月15日
ヘビは生態系を成す自然の生き物ですので、市では駆除や追い払いは行っていません。
しばらくするとエサを求めて別の場所に移動しますので、見かけても騒いだり捕獲しようとしたりせず、そっとしておきましょう。
ヘビを寄せ付けないようにするには、以下の方法が有効です。
・ヘビは動物食ですので、ネズミなどヘビのエサとなるものを駆除する。
・外敵から身を守れる場所を好むため、草刈りをしたり、柔らかい土の穴や木の根元、石垣などの
隙間や穴を埋める。
・人家への侵入は、隙間や穴を埋め、塀などを設置することで防ぐ。
ヘビが家の中や敷地内に入った場合など、どうしても追い払いたい場合は、むやみに近づかず、以下の方法が有効です。
・大きな音を出す。
・ホースなどで水をかける。
・長い棒や石などで追い払う。
・市販の忌避剤や漂白剤などをヘビの近くに散布する。
※どうしても駆除を行いたい場合は、駆除業者へご相談ください。
ご依頼される場合は有料となります。
(埼玉県自然学習センター提供)
【形態】全長110~200cm
【主な生息環境】
低地から山地まで広く生息し、森林、水田、住宅地まで様々な環境に適応している。樹上性が強く
鳥類のヒナや卵、ネズミ類を好み、幼蛇はカエルやトカゲを餌とするため、これら餌資源が豊富な里
山環境は生息適地といえる。昼行性で人家(特に木造家屋)にもよく棲みつき、人目にふれやすい種
である。
【県内での生息状況】
低地帯から山地帯まで広く生息している。低地帯では、都市化等が進行した県南部、大規模開発が
盛んな県東部は、建物構造の鉄骨化、鉄筋化により生息環境や餌資源が減少している。緑地公園、屋
敷林や社寺林に囲まれた住宅や寺社などの存在により、辛うじて個体群が維持されていると考えられ
る。
生息適地の多い台地・丘陵帯でも大規模開発の 影響だけではなく、小規模でも道路の舗装化や直線
化などによりロードキルを誘発し、個体数減少につながっていると考えられる。
(埼玉県レッドデータブック動物編2018より抜粋)
(埼玉県自然学習センター提供)
【形態】全長80~200cm
【主な生息環境】
低地から山地まで広く生息し、日当たりのよい水田、草むら、畑地、池沼の周辺などを好む。餌は
カエル、トカゲ、鳥類、哺乳類など食性は広いが、カエルに依存する傾向が強い。昼行性で採餌や日
光浴のため水田やその周りでみかけることが多く、人目にふれやすい種である。
【県内での生息状況】
低地帯から山地帯にかけて生息している。普通にみられる種とされ前版ではランク外だったが、近
年、関東平野とその周辺では減少が著しい。近県の東京都や千葉県でも減少が指摘され、県内でも個
体数は少ないと考えられる。餌資源と生息適地が多い台地・丘陵帯で生息記録が少なく、特に秩父地
方で少なかった。低地帯での生息記録は加須低地を中心にみられたが、水田の減少、圃場整備、水路
のコンクリート化などによりカエルなど餌資源の減少が顕著である。
(埼玉県レッドデータブック動物編2018より抜粋)
(埼玉県自然学習センター提供)
【形態】全長40~65cm
【主な生息環境】
低地から山地まで広く生息し、森林とその周辺の水田、湿地、池沼、河川敷から人家近くまで多様
な環境でみられる。餌はネズミやカエル類をはじめ、小型の脊椎動物を食べる。主に夜行性であるが
日光浴など昼間活動することもあるため、身近な環境でもみられる。
【県内での生息状況】
低地帯から山地帯まで広くに生息している。分布の中心は水田や雑木林など多様な環境が存在する
台地・丘陵帯で、河川敷でもよくみかける。低地帯での記録は少なく、加須低地、荒川低地でみられ
る程度である。都市化の進行が著しい県東部の中川低地では近年確認されていない。比較的よくみら
れる台地・丘陵帯も宅地・工業団地・道路造成など大規模開発により、生息適地の雑木林やその周り
の水田の減少に加え、河川改修の影響もあり減少傾向にあると考えられる。
(埼玉県レッドデータブック動物編2018より抜粋)
(埼玉県自然学習センター提供)
【形態】全長40~60cm
【主な生息環境】
低地から山地まで広く生息している。水辺をよく好み、水田、畑地、湿地、池沼の周辺などでみら
れる。餌としてカエル、ミミズ、魚類を好むが、カエルに依存する傾向が強い。夕方から早朝にかけ
てに活動し、小型で地味な体色のため、人目にふれにくい種である。
【県内での生息状況】
低地帯から低山帯まで広くに生息している。餌資源をカエル類に依存するため、水田の減少は個体
数の減少に直結する。特に低地帯では生息適地の局所化が顕著な県南部、東部で稀である。分布の中
心である台地・丘陵帯も水田の減少などにより餌資源が減少し、宅地・工業団地・道路造成など大規
模開発により、生息適地の分断化や消失がみられ、個体数の減少傾向は続くと考えられる。しかし台
地・丘陵帯ではシマヘビほど顕著な減少傾向を示していない。
(埼玉県自然学習センター提供)
【形態】全長70~150cm
【主な生息環境】
低地から山地まで広く生息している。水田、河川敷、林地、畑地、湿地、池沼の周辺など多様な
環境でみられる。昼行性であり、採餌や日光浴などの活動は人目につきやすい。食性はカエル類を
よく好み、大型のヒキガエルまでも餌にする。
【県内での生息状況】
低地帯から山地帯まで広く生息している。分布の中心は水田や雑木林の多い台地・丘陵帯で、河
川敷でもよくみかける。餌資源をカエル類に依存するため、水田の減少は個体数の減少に直結し、
特に低地帯では生息適地の局所化が顕著な県南部、東部で稀である。 台地・丘陵帯も水田の減少に
加え宅地・工業団地・道路造成など大規模開発により、生息適地の分断化や消失がみられるが、個
体数の減少はシマヘビほど顕著でないと考えられる。
環境経済部 環境課
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