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自然環境保全地区について

更新日:2022年11月17日

自然環境保全地区とは

以下のいずれかに該当する区域のうち、自然的社会的諸条件から見てその区域における自然環境の保全が特に必要なものについて、自然環境保全地区として市内6箇所を指定しています。
(1) 良好な自然環境を有する樹林、河川、池沼、湿地等の所在する地域であって、保全することが必要であると認める区域
(2) 野生生物の生息地(渡来地及び繁殖地を含む。)又は生育地であって、当該野生生物の保護又は繁殖を図るために保全することが必要であると認める区域

目的

 自然環境がすべての生命の生存基盤であることを認識し、自然環境の保全について必要な事項を定めることにより、自然環境の保全に関する施策を総合的に推進し、生物多様性の保全を図り、将来の市民にこれを継承できるようにし、もって現在及び将来における市民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的としています。

久喜市の自然環境保全地区

武井家屋敷林保全地区

指定年月日

 平成23年8月29日

指定場所

 久喜市北青柳7-1、7-2、8-2、8-4、9-2の一部、12-1の一部、13-4の一部

面積

 2283平方メートル

特色

 樹林の高木層は、シラカシやケヤキなど、関東平野の屋敷林に多く見られる樹種から構成されていました。植物の確認種数は84種と、小面積で環境の変化が乏しい中、比較的多くの種が確認されました。

 鳥類調査では、確認された種は少なかった。しかし、冬季調査時に鳥類の餌資源となるシラカシやスダジイなどのどんぐりが豊富に見られました。鳥類の越冬の場、採餌環境としての適正は高い可能性があります。

 昆虫類調査で確認された種は、すべて関東地方の平野部では一般的な種でしたが、調査回数や調査地面積を考慮すると比較的多くの種が確認されました。また、調査地周辺が住宅地や水田など開けた環境である中、小規模ながらもまとまった樹林があることを反映して、樹林環境を好む種が多く確認されたことも特徴的であると考えられます。

吉羽天神社周辺保全地区

指定年月日

 平成23年8月29日

指定場所

 久喜市吉羽357の一部、吉羽509

面積

 2484平方メートル

特色

 それぞれ小面積ながら、樹林環境や竹林、1年生植物群落、湿地環境など、さまざまな環境を含みます。

 植物相調査では、境内周辺の樹林地でムクノキやシラカシなど樹木類が、空き地ではメヒシバやツユクサ、アキノノゲシなどの1年生植物が、水路や池ではヨシやマコモ、サデクサなどの水辺の植物が優占し、それぞれの環境で異なる相観をもつ群落を形成しています。この結果、合計で136種と比較的多くの確認されたと考えられます。

 昆虫類調査では、森林や草原、水辺などそれぞれの環境を好む種がみられ、調査回数や調査地面積を考慮すると比較的多くの種が確認されたといえます。

栗橋内池保全地区

指定年月日

 平成23年8月29日

指定場所

 久喜市狐塚198、199、200、207

面積

 12669平方メートル

特色

 内池は、旧栗橋町で保護区に指定されていました。

 鳥類調査では、池内の水面で水鳥が多数確認されています。ある一定の規模をもつ止水環境はカモ類を中心とした水鳥の越冬場所として優れているため、内池は水鳥の越冬場所として貴重な環境であると考えられます。

 平成14年の調査結果との比較を行なったところ、植生をはじめとする環境に大きな変化は見られず、保護区域指定当時から貴重な自然環境が維持されているものと推察されます。

八甫の森保全地区

指定年月日

 平成25年8月1日

指定場所

 久喜市八甫1403、1404、1421、1422

面積

 4220平方メートル

特色

 樹林は、関東平野でみられる一般的な樹種であるコナラ、ムクノキ、クヌギなどの落葉広葉樹などから構成されています。植物の確認種は168種であり、林の中だけでなく、林の縁に日当たりの良い環境があることで環境の多様性が確認できました。

 鳥類調査では、秋季調査時にエゾビタキなどの渡り鳥が確認され、調査地がこれら渡り鳥の休憩場所、中継場所として利用されていることが考えられます。また、猛禽類の食痕が林内で見つかっていることから、周辺環境を含めて猛禽類が利用していることがわかりました。

 昆虫類調査では、樹林に依存する種としてジャノメチョウ科などを確認しました。

 哺乳類・両生爬虫類調査では確認された種は多くはありませんが、食痕やモグラ塚などの痕跡を確認しました。

久喜地区内の保全樹林

 ※土地所有者の意向により非公開

特色

 樹林は、関東平野でみられる一般的な樹種であるケヤキやクスノキ、シラカシなどから構成されています。植物の確認種数は127種と、限られた空間の中に多くの種が確認されています。

 鳥類調査では、猛禽類の食痕が林内で見つかっていることから、周辺環境を含めて猛禽類が利用していることがわかりました。

齋藤家屋敷林保全地区

指定年月日

 平成31年3月14日

指定場所

 久喜市菖蒲町三箇1011の一部、1012-1の一部、1012-2の一部

面積

 1511平方メートル

特色

 樹林は、関東平野で一般的に見られるシラカシやエノキ、ムクノキ等から構成される常緑樹と落葉樹の混交林です。植物の確認種は158種で、限られた空間の中で多くの種が確認されています。
 鳥類調査では、重要種であるオオタカを含む32種の鳥類が確認されました。また、猛禽類の食痕が林内で確認されていることから、周辺環境を含めて猛禽類が屋敷林を利用していることがわかりました。

このページに関するお問い合わせ

環境経済部 環境課
〒346-0192 久喜市菖蒲町新堀38番地
電話:0480-85-1111 Eメール:kankyo@city.kuki.lg.jp
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