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市指定 六角名号塔

更新日:2024年4月1日

問い合わせ先:文化振興課文化財・歴史資料係

六角名号塔(ろっかくみょうごうとう)

種別

歴史資料

指定年月日

昭和53年3月29日

所在地

久喜市栗橋東3-7-24

所有者(管理者)

深廣寺

概要

 六角名号塔は、塔の断面が六角形をした石塔21基です。「南無阿弥陀仏」の6字(六字名号)が6面それぞれに刻まれています。1基の高さは約360センチメートルです。
 21基ある塔のうち、20基は深廣寺2代目住職の単信上人によって承応3年(1654)から明暦2年(1656)までの間に造立されたものです。1基が千人供養となっています。残りの1基は、9代目住職の法信上人によって明和3年(1766)に造立されており、三千人供養となっています。
 江戸時代の地誌である『新編武蔵風土記稿』には、単信上人が伊豆の大島から大石21個を運ぼうとしたところ、海上で船が進まなくなってしまい、鰐魚(がくぎょ、一般的にはワニのこと)のためだと考えて大石1個を投げ打ち、残りの20個を持ち帰って塔にしたこと、その後、明和年間に満山(法信上人)が単信上人の遺志を継いで1基を立てたために21基になったことが記されています。
 塔の基礎の部分には町名が彫られており、承応3年(1654)7月までに立てられた8基には「新栗橋」とあるのに対して、承応3年8月以降に立てられた12基には「栗橋」とあり、栗橋の町名変遷の一端がうかがえる資料にもなっています。


六角名号塔

『広報くき』連載「久喜歴史だより」

参考文献

案内図

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このページに関するお問い合わせ

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