●地域会議事業設置の目的及びこれまでの取り組み・・・
　新市としての基礎づくりが概ね達成できた本市では、今後、埼玉県東北部の拠点都市として躍進を図る必要があります。

　この「拠点都市」と呼ぶに相応しい都市を目指すために、各種インフラの整備なども重要ですが、少子高齢化や人口減少時代を迎える中、住民同士が互いに支え合い、協力し合いながら、より豊かな共助社会を築き上げ、地域で暮らす人々のつながりをさらに強いものとすることにより地域の力を高め、だれもが元気に暮らせる魅力あるまちづくりを進めていくことが必要です。

　地域会議では、これらの目的達成のため、市の区域を分けて地域住民主体の会議を4つの地域に設置するもので、平成27年7月17日から、それぞれが地域の特色や資源を生かしながら、世代間交流、環境美化、子育て、祭り、防犯・防災など、地域住民の福祉の向上につながる取り組みについて検討・協議などを行ってまいりました。

●地域会議事業廃止に至った経緯・・・
　本市では、これまで共助社会を築き上げ、元気で魅力ある久喜市を実現するために、久喜、菖蒲、栗橋、鷲宮の各地域会議において事業を実施して参りましたが、事業を通じて世代間交流が深まるとともに、地域の活性化につながるなど、一定の成果を挙げることができました。その一方で、委員の皆様などから、事業の位置づけや予算配分のあり方など幾つかの課題が指摘されておりました。このため、地域会議の今後のあり方を検討した結果、現行のままでは、本来の目的である「共助社会づくり」の実現は難しいと判断し、令和元年（平成31年度）以降の地域会議を廃止する、という結論に至りました。

　これまでの成果については下記のとおりです。