第80回 上清久八坂神社(かみきよくやさかじんじゃ)の山車(だし)行事(天王様(てんのうさま))

更新日:2018年12月3日

 上清久交差点から少し北に向かった道路沿いに位置する八坂神社では、毎年7月15日に近い日曜日に天王様と呼ばれる山車行事が行われます。この天王様は村内の邪気(じゃき)を祓(はら)うために行われたといわれ、市指定無形民俗文化財に指定されています。
 天王様に参加するのは、八坂神社を管理している天王組と、上清久地区にある本村(ほむら)・新田(しんでん)・東(ひがし)という3つの耕地(こうち)の人たちです。各耕地には拠点となる神社があり、本村は長宮(ながみや)神社、新田は雷電(らいでん)神社、東は八幡(はちまん)神社でお祭りの準備をします。
 お祭りの当日は、山車の引き回しが昼と夜の2回行われます。
 昼は、各耕地の神社から出発した山車が八坂神社に集まります。そこから八坂神社の神輿(みこし)を先頭に3基の山車が続く形で3つの耕地を順番に巡り、最後は八坂神社に戻ります。昼の山車は人形山車で、本村は神功皇后(じんぐうこうごう)、新田と東は素盞鳴命(すさのおのみこと)の人形を飾ります。また、山車の引き回しと並行して、獅子頭(ししがしら)を持った子どもたちが「あーらーらー」と声をあげながら各耕地の家々を巡り、無病息災を祈願します。
 夜は数百の提灯(ちょうちん)を飾った提灯山車が上清久交差点に集まり、各耕地を巡ります。夜の引き回しは昼よりも激しく、クライマックスになると山車同士がぶつかり合って大いに盛り上がります。
 静かな町並みと賑やかな山車行列との対比が実に趣深いので、是非ご覧下さい。


月夜に映える提灯山車

所在地

八坂神社(上清久189-10)

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