県指定 中川低地の河畔砂丘群 西大輪砂丘

更新日:2018年7月25日

中川低地の河畔砂丘群 西大輪砂丘(なかがわていちのかはんさきゅうぐん にしおおわさきゅう)

種別

天然記念物

指定年月日

平成28年3月15日

所在地

久喜市西大輪

所有者(管理者)

雷電社

概要

 西大輪砂丘は、榛名山や浅間山の火山灰等に由来する大量の砂が、寒冷期の強い季節風により、利根川の旧河道沿いに吹き溜められて形成された内陸性の砂丘です。平安時代から室町時代にかけて形成されたと考えられており、羽生市から越谷市にかけての中川低地に点々と分布する内陸性の河畔砂丘群は、全国的にみても珍しいものです。
 西大輪砂丘は、利根川の旧河道東側に分布する4列からなる大規模な砂丘列であり、東側の2列の規模が特に大きくなっています。東から順に、長さ1600メートル・幅150メートル、長さ980メートル・幅200メートルの大きさを誇ります。
 指定地は標高約14メートルに位置する西大輪神社・雷電社の境内であり、西大輪砂丘中で最も保存状態の良い場所の一つです。周辺の低地部との高低差は約6メートルあり、砂丘の高まりや砂の堆積状況を明確に観察することができます。

写真 中川低地の河畔砂丘群 西大輪砂丘
中川低地の河畔砂丘群 西大輪砂丘

『広報くき』連載「久喜歴史だより」

参考文献

案内図

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