更新日:2024年4月1日
問合せ 地域保健課予防接種室
RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。何度も感染と発病を繰り返しますが、2歳までにはほぼ100%の乳幼児が感染するといわれています。日本では11月から1月にかけての流行が報告されていますが、近年では夏季から流行が始まる傾向がみられています。
2~8日(通常4~6日)の潜伏期間を経て、発熱や鼻汁、咳などの症状が現れます。おおむね、1~2週間程度で治りますが、ときには気管支炎や肺炎などを起こし、重症化する場合もあります。
早産児や生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患があるお子さん、神経・筋疾患や免疫不全の基礎疾患があるお子さん、生後3か月以内のお子さん、高齢者など免疫力の弱い方は重症化するリスクが高まります。
RSウイルスは高齢者においても急性のしばしば重症の下気道炎を起こすことが知られており、特に長期療養施設内での集団発生が問題となる場合があります。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、感染している人との濃厚接触によるものです。
有効な特効薬はなく、症状にあわせた対症療法が中心になります。小児の場合は、重症化するおそれもあるため、お子さんの体調がすぐれないときは、医療機関に相談の上、早めに受診するとともに、手洗いや手指消毒など感染予防に努めましょう。
健康スポーツ部 地域保健課 予防接種室
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