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企業訪問 「長島鋳物株式会社久喜事業所」(平成29年3月16日(木曜))

更新日:2018年5月14日

企業訪問 レポート

平成29年3月16日(木曜)に長島鋳物株式会社久喜事業所(久喜市八甫2丁目34番地)を訪問し、現場見学と懇談を行いました。長島鋳物株式会社は、昭和20年創業以来、マンホールの専業メーカーとして、デザイン蓋による事業内容の拡大をはじめ、次世代コントロールテーパー鉄蓋てつぶたの製造など、時代のニーズに応えた数々の製品を独自に開発している企業です。
また、平成28年度埼玉県「彩の国工場」に指定されています。

長島鋳物製デザイン蓋の写真
長島鋳物製デザイン蓋はもはや芸術品です

市長
久喜事業所ではどのような製品を取り扱っていますか。
社長
戦後まもなく昭和20年に私の父が親戚の鋳物屋で作った鍋を東京に売りに行ったことが当社のスタートです。今のように上下水道が普及する前から日本でもマンホールの蓋が使われると考えて、昭和32年以来マンホールの蓋一筋ですね。最近はマスコミ等で取材されていますが、デザイン蓋にも昭和40年代から早く取り組みました。また、近年は安全安心をキーワードに、水が逆流しても飛び出さない、2輪車がスリップしない等の技術開発をした鉄蓋を製造しています。なお、当社で開発した次世代コントロールテーパー鉄蓋は、蓋の喰い込み力をコントロールし、女性や高齢の管理者でも蓋が開けやすくなっています。大雨で下水管から水があふれる時でも蓋が適度に浮上し雨水を排出します。その場合、鍵でゆるやかに固定された蓋は飛び出すことはありません。新開発のスリップ防止表面構造や特殊塗装で耐食性を高めた部品を使い長寿命化した鉄蓋です。

市長
車輌の重み等により、開放困難な蓋が増加していることに着目し、次世代コントロールテーパー鉄蓋を開発し、ここで生産しているのですね。マンホールの蓋は何種類取り扱っているのですか。
次長
約8,000種類のデザインを取り扱っています。設置する場所の荷重によって薄くしたり厚くしたり文字を変更したりして、組み合わせますと約56,000種類取り扱っています。
市長
重さはどれくらいですか。
次長
歩道用が約35kg、交通量の多い車道用では約50kgです。設置する場所により必要な強度や構造が違うため、重さが違います。

市長
マンホール蓋の製品やデザインには、商標登録や特許が必要なのですか。
社長
特許については約50件持っています。また、意匠登録というデザインの登録も約50件あり、合計して約100件あります。N1(エヌイチ)という商標登録をしていますが、日本一になりたいという夢を込めました。
次長
古いデザイン蓋は滑りやすいものも多かったのですが、近年では実際のバイクのタイヤを使った滑り抵抗試験機を開発し、研究しながらデザインの柄を開発してきましたので、極めて滑りにくくなっていて、楽しいところを保ちつつ、安全になっています。

市長
冠水時にマンホールの古い蓋で鍵の無いものは水圧がかかると、いくら重い蓋でも動く危険はないのですか。

次長
久喜市も下水道の歴史が古く、まだまだ古い蓋はあります。平成10年以降は鍵付となっていますが、古いものには鍵が付いていません。少し前までは、鍵を開けるのが面倒だから絶対に付けてはいけないという自治体もありました。プロが普通の時に上から見ても安全か分かりにくい蓋もあります。冠水時には安全かどうかの判断は余計にできませんので、決して近づいてはいけません。

市長
鋳物型に溶けた材料を注ぐ温度は何度くらいありますか。
次長
電気炉から出すところでは1,560度くらいです。実を言うと製品により結構温度が違います。1枠1枠全ての鉄の流し込んだ温度や秒数や量について計測していまして、不良品が出た場合の温度等の統計を取っておりますので、何度より下げてはいけない等の計算をしています。冬場ですと1,570度になったりしますし、夏場だったら1,530度でも十分な温度を保てたりします。ラインでは、機械により自動で鉄を流し込んでいます。人間の力で鍋を傾けて鉄を流し込む製品もあります。

市長
製造ラインの特色や気をつけていることはありますか。
次長
鋳物を作る時には品質上大切なことが沢山ありますが、このラインではその記録を簡単確実に取れるようにしています。「どのような砂をどのように詰めたか。」「どのような成分のどのような温度の鉄を用意して、どのような温度や速度で流し込んだか。」「何分間砂の中で冷却してから砂から取り出したか。」などの詳細な情報を、製品1点1点で識別できるように自動で計測をして保存しています。

市長
ここから全国に出荷しているのですか。
次長
この工場では、マンホール蓋の鋳物の製作、機械加工、塗装までを行なっています。この後、加須市内の配送センターに送り、必要なパーツの組み付けや枠との組み合わせをして全国に出荷しています。
市長
これからの抱負はありますか。
社長
これからは安全安心の方向に努めたいと考えています。マンホールサミットとかマスコミの関心はデザインやカラーですが、今まで足元にあったものに目を向けていただいてありがたいです。それから、当社は埼玉県の「彩の国工場」に指定されました。それは一般の方の見学も受け入れることが条件となっているため、現在工事中の所が終わったら、地元の方の見学も受け入れるようにします。

市長
今日は、普段見ることのできないマンホール蓋の製造工程の様子を見学させてもらいましたが、時代に即応した鋳物製品を開発するたゆまぬ技術的な探求は、ものづくりを支える鋳物業の発展に多大な貢献をしてきたことに、大変感銘を受けました。これからも、御社の製品や取り組みが、今後一層、地域の皆さんに信頼され、優れた技術と経験を活かした上下水道グラウンドマンホールの専業メーカーの第一人者として、ますますの発展を期待しています。
本日は、ありがとうございました。

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