4 認知症予防の取り組みについて(7月)
更新日:2019年2月1日
ご意見、ご提案
認知症発症を5年遅らせることの効果は、2兆円の医療費・介護費削減と38万人分相当の介護人材工数削減の可能性があるとセミナーで聞きました。
現在、自分の親等の認知機能をチェックしてほしいと思っても、なかなかそういった機会はありません。客観的に判断されることは生活習慣の改善にもつながるため、潜在的な需要はかなり大きいと思います。
回答
高齢化の進行によって認知症高齢者の増加が懸念される中、認知症の一歩手前である軽度認知障害の状態であれば、適切な対応によって、症状の改善や認知症の発症を遅らせることができるといわれており、本市といたしましても、認知症予防への取り組みが重要であると考えております。
ご提案いただきました認知機能チェックにつきましては、本市では「記憶力チェック体験」という名称で、認知症の診断を受けていない65歳以上の方のうち、希望された方に、タッチパネル式のコンピュータを用いた簡易チェックを実施しております。
平成30年度につきましては、広報くき6月1日号にて希望者を募り、6月27日から8月1日にかけて実施いたしました。
簡易チェックの結果、物忘れが始まっている可能性が疑われる方には、認知症について相談ができる医療機関の紹介や、本市で実施している物忘れ相談や頭と体を使って脳を活性化させる認知症予防教室(脳の若返りプログラム)などのご案内をしております。
また、認知症の症状が見られる方で、継続的な医療や認知症の診断を受けていない方に対して、専門医や医療・介護系職員が訪問し、医療機関受診の支援や介護保険サービスの利用効果に関する説明及び心理的サポートや助言等を行う「認知症初期集中支援チーム」も活動しております。
今後につきましても、より多くの方に、本市における取り組みを知っていただけるよう周知に努めるとともに、認知症の早期発見・早期対応に向けて取り組んでまいります。
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