エイズ・HIV情報
更新日:2024年4月1日
問い合わせ先:地域保健課 予防接種室
エイズ・HIVとは
エイズ(後天性免疫不全症候群, AIDS)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染によって生じ、適切な治療がされないと重篤な全身性免疫不全により日和見感染症や悪性腫瘍を引き起こす状態をいいます。
近年、治療薬の開発が飛躍的に進み、早期に服薬治療を受ければ免疫力を落とすことなく、通常の生活を送ることが可能となってきました。
しかし、2019年末現在、日本での新規感染者及びエイズ患者数は累計で3万2千人に達し、世界中で感染者はおよそ3,800万人、年間170万人の新規感染者と69万人のエイズによる死亡者が発生しています。
自分やパートナーへの感染を予防し、いわれのない差別や偏見をなくすためにも、エイズ・HIV感染症に関する正確な情報を知ることは非常に重要です。
感染経路
主な感染経路には、(1)性的接触、(2)母子感染(経胎盤、経産道、経母乳感染)、(3)血液によるもの(輸血、臓器移植、医療事故、麻薬等の静脈注射など)があります。
つまり、血液や体液を介して接触が無い限り、日常生活ではHIVに感染する可能性は限りなくゼロに近いといえます。
唾液や涙等の分泌液中に含まれるウイルス量は存在したとしても非常に微量で、お風呂やタオルの共用で感染した事例は今のところ報告されていません。
HIV検査
HIV検査は全国の保健所などで受けることができます。
保健所では、名前や住所を聞かれず、無料で検査を受けることができます。
予約が必要な場合もありますので、事前に電話で確認をお願いします。
保健所等におけるHIV・性感染症検査について(埼玉県)(外部サイト)
出典
国立感染症研究所ホームページより抜粋
「AIDS(後天性免疫不全症候群)とは」(国立感染症研究所)(外部サイト)
12月1日は世界エイズデーです
「世界エイズデー」は、エイズに関する正しい知識等について啓発活動を推進し、エイズのまん延防止や患者・感染者に対する差別・偏見等を解消するためにWHO(世界保健機関)が提唱した日です。
エイズの原因となるHIVウィルスは、日本では、1日約4名が感染しています。
しかし、治療の進歩により、適切な時期に治療を開始すれば、仕事を続けることも、生活を続けることも可能です。
感染の予防や治療を継続するには、社会の関心の高まりや理解の広がりが必要です。
埼玉県では、世界エイズデーに合わせ、保健所等における特例検査(無料・匿名)や普及啓発活動を実施します。
ぜひこの機会に、改めてエイズについて考えてみませんか。
このページに関するお問い合わせ
健康スポーツ部 地域保健課 予防接種室
〒346-0192 久喜市菖蒲町新堀38番地
電話:0480-85-1111 Eメール:vaccine@city.kuki.lg.jp
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